Microscopic world
顕微鏡写真: 犬と猫のバー小体
今日は(今日も?)臨床的意義のない血液塗抹の所見を紹介したいと思います。好中球のバー小体についてです。これは雌犬や雌猫の好中球に散見される所見でして、人間の女性にも認められます。さっそく写真をご覧頂きましょう。 この好中 […]
顕微鏡写真: 猫の好中球過分葉
以前の職場で、ペットボトルなど自分の持ち物にせがわの「Seg」を書いていました。それを見た同僚が、先生は本当に血液が好きなんですね、って言われてハテナマークが浮かんだのですが、今日はそんなSegの中でもHyperな方のS […]
顕微鏡写真: 猫の赤血球自己凝集
先日のブログで赤血球連銭形成についてお話しした際、似たような血液塗抹上の変化で赤血球自己凝集があるとお伝えしていました。赤血球連銭形成の場合は赤血球一つ一つコインのように見立てた場合、それが数珠つなぎで一列に並んだように […]
顕微鏡写真: 犬のハインツ小体
そろそろ、この顕微鏡写真シリーズは同じテーマでしれっと気分も新たに再投稿してしまわないか不安になってきました。これまでこのカテゴリーで16件を投稿し、そのうち15件が血液塗抹で1件は皆さんよく検索サイトでたどり着いて下さ […]
顕微鏡写真: 犬の赤血球連銭形成
今日のテーマは赤血球の連銭形成です。レンセン形成と読みます。これは赤血球を銭のように見立てて、その銭が複数個数珠つなぎに連なっているような様子のことです。レンセン、とパソコンで入力すると間違いなく「連戦」しか出てこないの […]
顕微鏡写真: 犬と猫の赤血球ゴースト
夜はすっかり秋めいてきましたね。今年も夜に病院に残ってひっそりと仕事をしておりますと、向かいの天王町公園から秋の虫の声が聞こえてきます。そこで、夏の終わりに幽霊のお話でもしましょう。幽霊は幽霊でも、今日は赤血球ゴーストの […]
顕微鏡写真: 犬猫のKeratocyte
一昨日の夜に残業をしていたところ、絵に描いたように鼻血がツーっと出てきました。あー、この血液もったいないな、血液塗抹を引こうかなと割と本気で考えた自分は正気の沙汰ではないですね。良い子の皆様はティッシュで速やかに止血処置 […]
顕微鏡写真: アーティファクト 犬のフィブリン塊
検査をしていると日々アーティファクトに遭遇するのですが、このアーティファクトという言葉は一般的なのでしょうか?ご家族様に検査結果を説明するときに、「これは検査のアーティファクトですね」という風に話してしまうこともあり、日 […]
顕微鏡写真: 犬の有核赤血球
この間、ヤマトタマムシという虫(虫がニガテな人は閲覧注意です)をみかけて、その大変美しい虹色の外観に驚きを隠せませんでした。緑色の金属光沢です。これは構造色と言って、それ自身には色がついていないそうですが、その微細な構造 […]