手が赤いですね

11月に入ったら突然、手湿疹が出るようになって、あぁ冬が到来してきたんだなぁと思いました。そんな矢先、診療中に犬のご家族の方から、「先生大変ですねぇ、やっぱり犬に咬まれたりするんですね、その手の赤いところ」と手湿疹が出た赤い手をみて声をかけられました。いえいえ、ただの手湿疹で、犬や猫たちは冤罪ですと笑ってお話ししていました。今でも犬や猫の爪で引っかかれることはありますが、さすがに数々のアグレッシブなワンワンやニャンニャンからの経験を積んでいますのでしっかり咬まれることはほとんどありません。

この手湿疹、そう言えば毎年この頃になると出てくるんですよね。家での洗い物は毎日やっていますし職業柄手洗いをする頻度が多いので、冬は乾燥して皮膚のバリア機能が低下して何かのアレルゲンに反応しているのかもしれません。22歳の頃に手湿疹を発症した頃は皮膚科に通院していましたが、あまり痒みも強くないので、その後は毎年ずっと放置したままきています。冒頭のように冬が来たなぁと。

冬以外でも、疲れているときなどは手湿疹が出やすくなるイメージなので、体調のバロメーターになっている気もして便利なのですが。診察でお越しになられた皮膚病の犬や猫より、触診する自分の手のほうが余程湿疹だらけのことがあって、医者の不養生感を隠し切れません。だから手洗い後はなるべくべたつかないハンドクリームを塗るように心がけてはいるのですが、たいてい、あかぎれが出来たあとにハンドクリームを塗り始めますので、後手後手です。先日も紙に血がついていて何だろうと思い、自分の手にあかぎれができていることに気づきハンドクリームをせっせと塗りました。

手洗いの多い職業の方は手が荒れやすく、でも手のケアに関する教育と環境整備を施すことでその手荒れが軽減される、という論文を読んだことがあります。それ以来、職場にハンドクリームを置くようにしていますが、動物病院の場合は保湿力の強いものだとべたついて動物の毛がまとわりついてしまうので中々難しい側面もあるんですよね。あと、注射器を持つ手が滑るのも致命的なので、サラリとしたタイプのハンドローションを選ぶようにしています。

皮膚科のお医者さんが書いた記事をみていたら、手洗いする機会が多いので1日に200回以上ハンドローションをつけている、とあって驚愕しました。200回もつかったら1日1本くらいのペースでローションが空っぽになるのでは。しかし犬や猫に咬まれたんですか、と彼らに濡れ衣を着せてしまわないよう、貧乏性の私もまずは1日に10回くらいはハンドローションをつけるように努力したいと思います。でも診察がバタバタしていると中々ないがしろにしがちなんですよねぇ、、