小学校3年生の取材

おはようございます。朝起きたら首が痛くて回らなくなっていました。いわゆる寝違えですね。1-2か月に1度は起きている気がします。今回の可動域は左が約10°、右と上は30°、下は特に制限なしです。何をする場合においても左後方の安全確認に支障を来たして大変困っております。左後方をみる際、首を固定したまま上半身ごと捻っている人がいたらそれは私です。

さて、先日は「保土ヶ谷区.jpの取材」という記事を書かせて頂きまして、身内の方を中心に多くの反響を頂いてありがとうございます。今回は近くの小学校に通う3年生の男の子から、授業の一環で当院について詳しく取材して頂いたのでその一部をご紹介致します。首をアイシングしながらのインタビューでした。

Q1. この仕事をする上で楽しいことは何ですか?
A1. 自分の見立てが正しく、的確な治療を施して動物もそのご家族も笑顔になってもらえれば楽しいです。

真面目な性格が邪魔をして、なんか堅苦しいことを回答してしまいました。かわいい動物に囲まれて楽しいよ!、とか回答した方が夢にあふれていて好ましかったのだろうか、、と反省です。実際、かわいい動物に囲まれている仕事であることは間違いなく、自然と笑顔は多くなります。もちろん、シリアスな局面もありますので辛いこともありますが、ホームドクターとしてご家族、動物の気持ちに寄り添って一緒に乗り越えていければと思っています。

Q2. 気を付けていることは何ですか?
A2. ご家族が困っていること、そして当の動物が困っていることをそれぞれ汲んで、双方にとってメリットの多い選択肢を複数提供するよう気を付けています。

またしても堅苦しい回答ですね。9歳の男の子に理解してもらえたのだろうか。。。かっこいい回答が思い浮かばないのは首が痛むせいかも、というのは言い訳です。でもこれは結構大切なことなのです。動物が困っていることをまずご家族が汲み取って、そしてそのご家族の困っていることを私たち獣医療従事者が汲み取って、三者の考えがすべて一致して初めて良い獣医療が提供できるように考えています。どんなに良かれと思っても、私たちの意見を押し付け過ぎないようによく相談しながら進めていかないとですよね。

Q3. 今後目指すところは何ですか?
A3. ホームドクターとして、地域のニーズにみあった獣医療を提供できるよう尽力していきたいです。

いや、毎度難しくてすいません。結構大人のようなしっかりした質問が多くてですね、こちらも生真面目な回答に終始してしまいました。「私、失敗しないので」みたいなスーパードクターになること!みたいなポップな回答は望まれていなかったように思います(笑) Q2でもお答えしたように、独りよがりにならず、皆さまとよくお話をしながら臨機応変に対応していくことが、ホームドクターに求められていると思っています。

15分ほどにわたるインタビューの概略は以上です。とても真面目で利発そうな男の子でした。目がキラキラしていて、こちらの心も洗われたような気持ちです。明日からの診療を頑張る活力を頂きありがとうございました。「首が回らない原因は寝違えではなく借金のせいでは、、、」とかこの記事のオチを考えていた数時間前の自分が恥ずかしい(笑

近隣の小学校や中学校、高校の生徒さんや先生方、動物病院について話を聞いてみたければ遠慮なくご相談下さい。門戸を開いてお待ちしております。