顕微鏡写真: ノミ、いました

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カラダが暑さに慣れてきたのか、気温が少し和らいでいるのか、なんだか今年の夏も乗り越えられそうな気がしてきました。でも熱中症にはまだまだ気を付けていきましょう。厚労省も呼びかけていますが、特に屋外では必要がなければマスクを外して意識して水分補給して下さいね。

さて、表記の件です。ノミがいました(写真)

これまで10数年臨床獣医師を続けている中で、ノミやダニは地域性あるいは特定の散歩コースに偏っている気がします。この地域はノミが多いとか、あそこの公園はダニがいるとか、お散歩仲間では結構切実な話題ですよね。逆に都心部のマンション生活が中心だと生涯出会わないこともあり得ると思います。だから、当院近辺はどうなのかなぁと思って開院以来、地元の方に話を聞いたり様子を見たりしていましたが、ついに出ました。ノミです。しかもどこか遠くへお出掛けしたわけではなく、ご近所のお散歩だけだそうです。どこにでも感染のリスクは潜んでいるということですね。

ノミは犬や猫だけでなく、人間にも危害を加えてきますので、きちんとした対策をとっていきましょう。なんだかこの記事を書いていたら腕が痒いな、ポリポリ。ん、まさか私のこの二の腕に数日前からある赤い皮疹は、、いやまさか、、?人間の場合、気になった方は皮膚科へ行きましょう(笑)

フィラリア予防薬は皆さまご存じのことと思いますが、ノミ・ダニ予防薬は別途必要となります。各製薬メーカーさんが色々な商品を開発されていますが、犬であれば大きく分けて、昔からある①スポットオンタイプ(垂らすタイプ)、その後に出てきた②内服タイプ、そして今一番流行りの③複合薬タイプ(フィラリア予防薬とノミ・ダニ予防薬がひとつにまとまっています)があります。猫は垂らすタイプです。当院にもそれぞれ揃えがありますので、一度ご相談下さい。

閑話休題ですが(いや、本来は予防薬の話の方が大事)、以前「こだわりの」という記事で顕微鏡についてのこだわりの片鱗を紹介させて頂きました。無事にその顕微鏡は納品されており、私の右腕として毎日のように診療に役立てさせてもらっています。弘法筆を選ばずなんて言いますが、私のような未熟者はしっかり顕微鏡を選ばせて頂きます。やっぱり顕微鏡はある程度良いものでなければ細部が見えないと思うんですよね。

さて、表記の件です。ノミ、みてみました(写真)

いやー、よく見えます。さすが相棒の顕微鏡です。とげとげの一本一本まで精細に見えます。ジブリ作品に出てきそうな顔してますよね。なんだか造形美のようにかわいらしくも見えてきますが、いけません、戦うべき相手でした。

本当はもっと専門的な血液などの写真をこだわりの顕微鏡写真の第一弾としてあげたかったのですが、そこはかとなくコレジャナイ感がします。でも、旬ですからね、これを逃してはいけないと思い、、、皆さま、ノミ・ダニ予防薬の相談をお待ちしております。

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