夏の日差し
まだまだ暑い日々は続いておりますが、台風が出てくるようになっていくらか暑さが和らぎ、夏の終わりの気配を感じる今日この頃です。しかし1997年の月9ドラマ「ビーチボーイズ」の作中で反町隆史さんが演じる桜井広海が「自分で夏は終わりだと思ったら、その時が終わりなんじゃないかな」って言ってましたから、9月に入ってもまだまだ夏をエンジョイされる方も多いことでしょう。
私は普段あまり夏らしいことをするような陽気なキャラクターではないのですが、今年は友人に誘われて城ヶ島公園で磯遊びをしてきました。いろいんな生きものがいたり潮の満ち引きを感じられたりして、半日すっかり楽しむことが出来て良かったです。二十歳の頃にやはり友人に誘われて毎年海水浴へ行っていましたが、海水浴とはまた違った楽しみがあるんだなぁと新鮮な感覚でした。
ところでその二十歳の頃の海水浴を通じて知ったことは、自分の肌の弱さでした。当時は日焼け止めとかよく知らなかったので、何にも対策せずに泳ぎに行って、全身が真っ赤になったことをよく覚えています。日焼けというよりI度熱傷といった感じですね。皮下に水疱もたくさん出来ててそれが破裂したりしてましたから、浅めのII度熱傷だったのかもしれません。もうそれ以来、直射日光を地肌で受け止めることが怖くてたまりません。夏に安心して半袖で外へ出られるのは日が暮れたあとだけ、という吸血鬼の様な人生を送っております。
だから今回磯遊びへ行くのも正直結構お天道様が怖かったのですが、もう良い大人になりましたのでがっちり対策をしていけば大丈夫なのではということに気付きました。首の後ろまで隠してくれる帽子をかぶり、顔には日焼け止めを塗りたくってサングラス、上半身はラッシュガードと手袋、下半身はくるぶしまである水着とマリンシューズ。かたや普通の海パン一丁で泳ぎに来ている若者を横目に、さながら防御力の高い海女さんのような服装の私。水面に反射する日差しに震えを覚えますが、きっと大丈夫、自分を信じて、と思いながら私なりに磯遊びを楽しんでいました。
家に帰ってきて、日差し対策の素晴らしさに感動しました。もちろん顔に多少の日焼けはあるのかもしれませんが、これは熱傷ではないレベル。水疱とか全然感じられません。よし、これはお風呂に入っても痛くない、、と言いたかったのですが、1か所だけ。水着とマリンシューズの間、くるぶしのあたりの5cmがI度熱傷でした。真っ赤。確かにそこは日焼け止め塗ってなかったなぁ。足はだいたい水の中に入っているし大丈夫なのではと高を括ってましたね。
それから1週間は足首が痛かったので、熱を持っている間はアイシングをし、外用薬を塗ったりしながら過ごしていました。今はもう痛みは無くなっていますが、綺麗に足首だけ日に焼けていてなんだか面白い感じになっています。普段は靴下をはいていますしあまり人に見られるところでもないので構いませんが。耳なし芳一の話だったら、足首に経文書き忘れて大変なことになってしまうレベルのノータッチぶりで自分で見ても笑えます。
この日焼けが消える頃に私の2024年の夏は終わるのかなぁ。さて、この記事を書いている今も台風10号の影響か雷鳴がとどろいております。雷の音を怖がってしまうわんちゃんは多いと思いますので、ご家族は慌てず毅然とした態度でわんちゃん達を安心させてあげられると良いかもしません。もう夏が終わったという方、まだまだこれからという方、いずれも体調管理を万全に楽しくお過ごし下さい。