第106回 日本獣医麻酔外科学会学術集会
6/18の日曜日、大宮ソニックシティで開催されていた第106回 日本獣医麻酔外科学会学術集会にて発表して参りました。「外科疾患の輸血(犬猫)の体制を考える」というパネルディスカッションの中の「一次診療施設での輸血体制~輸血の適応と輸血前検査を中心に」という題目を頂きまして、50分ほどのお話です。その他の先生の発表も含めると3時間に渡る長丁場なセッションだったのですが、個人的にはあっという間の3時間だったように思います。
私はもともと獣医内科学という山の中で、獣医血液学という畑の端っこの、獣医輸血学という狭いプランターの中で育ったような人間なので、獣医外科学の学会に参加したのは初めての経験でした。当初お話を頂いた際、獣医外科の先生方にいじめられるのではと不安を覚え、異種格闘技戦に乗り込むような気持ちで若干の腹痛を覚えながら大宮までの電車に揺られていましたが(笑、当日会場にそのような先生はいらっしゃらず、皆さま素晴らしい人格者な先生ばかりでした。
後日のオンライン配信もあったので、参加できなかったその他のセッションもいくつか拝聴しましたが、いずれも興味深いものばかりでした。獣医内科学の山の中で育ちつつも個人的には外科が好きな方ではありますので、今後も定期的に参加して研鑽を積もうと思った次第です。
さて、明日から7月、文月(ふみづき)です。諸説あるようですが、文月とは書道の上達を祈って短冊に歌や願い事などを書く、七夕の行事にちなんだ呼び方とのことで。たまたま8月と9月に獣医学関係の商業雑誌の原稿締め切りが設定されており、当ブログもあわせて7月は沢山文を書く月になりそうです。とは言え、いつもぎりぎりですから8月のことは8月に、9月のことは9月に回すような、、大宮までの道すがら、まだスライドが完成していなくて冷や汗かきながらパソコンをカタカタ叩いていたことはここだけの秘密にさせて下さい(笑