四季折々
最近すっかり寒くなってきましたが、皆様変わりなくお過ごしでしょうか?当院へご相談頂く中では、わんこが皮膚の痒み、猫さんはくしゃみや目ヤニなど風邪症状が多いような気がします。そのような様子がみられないか様子をみてあげて下さいね。そしてしっかり食事をとって寒さに負けず元気に過ごしていきましょう。
さて、めっきり寒くなってきたと言えば、前職は大きな動物病院で忙しい日々を過ごしていましたので、日中に天気や季節の移ろいを感じることはほとんどありませんでした。朝出勤してきて一年中同じユニフォームに袖を通し、一日建物の中で過ごして外へ出ることはほとんど無く。診察したときに動物やご家族様が少し濡れている様子を見て、あ、雨が降っているんだなぁ今日は、と気付くような日々でした。そして帰りは電車で1時間以上揺られて、駅に着いたときはたいてい夜も深まる頃。
当時のそのような生活が嫌いな訳ではありませんでしたが、開院してからというもの、毎日の天気や移りゆく季節の変化をしっかり肌で感じていることにこのblogを通して気づかされました。3月の記事では天王町公園の梅の花、4月にかけて桜の開花や花曇りの様子、5月は懐かしのあじさい泥棒、そして6月の入梅。7月はノミが現れて(笑、8月はひまわりやアゲハ蝶、9月はカブトムシの写真を上げたり。10月には秋の夜長の虫の声を記事で紹介しています。11月末の今ではすっかり虫の声も聞こえなくなって、当院の前を掃除していると紅葉した落ち葉がたくさん。
お天道様の様子も季節によってこんなドラマチックに変わるんだなぁ、と待合室にさし込む光を通じて感じています。今の季節は太陽がだいぶ低くなっていて、1階の当院でも日中に随分陽射しが入ってきます。眩しかったり暑いときすらあるのでブラインダーがかかせませんね。
前職ではこんなに普通で当たり前のことにあまり目を向けずに過ごしていたんだなぁと思うと同時に、そんな日常を送らせてもらえている今に感謝しないといけないなぁとも感じました。少しでもこの街の皆様のお役に立てるよう引き続き頑張っていきたいと思います。