ファスナークラッシャー

先月はドアの鍵が壊れた話をしていましたが、今月はズボンのファスナーが壊れました。今年に入って2着もズボンのファスナーが壊れまして。私は貧乏性なのでそのズボン自体は穴が開くまで着るくらいのつもりでしたが、何といったってズボンのファスナーだったので壊れたまま穿いくことは許されません。社会の窓が開け放たれていたら通報されてしまいます。

さておき、割と買って間もないズボンのファスナーが2着も壊れるなんてツイてないなぁ、そんなことあるのかなぁとか考えていて。購入店舗のホームページをみてもファスナー故障は初期不良でなければ交換もできず、修理も不可と断り書きがなされていました。自分がブチャラティならスティッキィ・フィンガーズで直せるのになぁとか思いながら、2着のズボンを廃棄しました。悲しみ。

そこで今度はお店を変えてズボンを買ってみたところ、何やらファスナーの雰囲気が違いました。金属製で頑丈そうです。今までの人生で一体何万回?ズボン以外も含めたら何億回?ファスナーの開け閉めをしてきたのか数えたことはありませんが、ファスナーには金属製のものと樹脂製のものがあるということに人生で初めて気が付きました。樹脂製の中にはコイルファスナーというものと樹脂射出ファスナー(YKK株式会社さんのものだとビスロン®ファスナー)というものがある様子です。もちろん一概に金属が良いとか樹脂が良いとかいう訳ではなく用途によって使い分けられているようですが、とりあえず今までの樹脂製のコイルファスナーより頑丈に閉められそうな気がして安心のある社会が醸成されています。

今回新調したズボンこそ穴が開くほど長持ちしてもらいたいですね。ファスナーについて調べていく中で、洋服のファスナーは洗濯するとき閉めておく必要がある、ということも知らなかったので今後気を付けようと思いました。と、ここまで色々と書いてきましたが、ファスナーが故障する原因のひとつに中身をぎゅうぎゅうに詰めて閉めようとしていることが挙げられていました。これはズボンに置き換えてみればメタボなお腹のことを指すのだろうか。私もここ数年で中年男性らしく腹囲が再び成長期に入っていることを感じていないわけではなく。ズボンのファスナーを閉めるときにお腹を凹ませるような動きをしていることもありました…どうやらファスナーの素材の前に自分の腹囲を見直す必要がありそうです。

夏真っ盛りに入ると人も犬も外出時間が少なくなって運動量が低下しがちです。それは熱中症対策として仕方ないところはありますが、私のように洋服のファスナーが立て続けに壊れぬよう体形管理は気を付けていきましょう。