今年はノミが多いような

新型コロナウィルスが感染症法の第五類感染症に移行して、各種規制が緩和されています。それと共に皆さま色々なところに外出したり旅行されたりして、コロナ禍前の生活が少しずつ戻ってきたんだなぁと嬉しく思います。

人間の活動がもとに戻りつつあるのも関係しているのか、今年は「ノミついた!」という報告が大変多いです。去年はひと夏を通して数件しか来なかったのですが、今年はこの7月だけで5件以上は相談を受けました。なんなら、7月ではないですが瓜実条虫も猫さんの肛門でウネウネされていました…(動画撮ってありますが掲載自粛)

しかし人間の活動がもとに戻ると言っても、そもそもコロナ禍に入る前に、私が働く地域ではそんなにノミとかダニ見かけなかったんですけどね。コロナ禍で人間が活動自粛してる間に、野生動物がのびのび暮らして、ノミもその恩恵にあやかってキングダムを築いていたのでしょうかねぇ。

あんまり不安を煽るようなことはしたくないですが、おうちのわんにゃん、黒いフケ、出てませんか?白いフケならまだ良いのですが、黒いフケはノミの糞、通称ノミフンの可能性があります。

人間とのソーシャルディスタンスは縮まりつつも、ノミとのソーシャルディスタンスはそのまま遠目でありたいと思った2023年の夏。ノミがご心配な方は早めにかかりつけの先生に相談しましょう。良い薬をご用意してお待ちしております。