第31回 日本獣医がん学会
先日は臨時休診を頂きまして、日本獣医がん学会という由緒正しい学会で発表をしに大阪まで行って参りました。朝4時半に起きて6時には新幹線に乗り、9時には会場入りして発表を行い、そして16時の新幹線に乗って19時には横浜へ帰ってくるという中々のハードスケジュールっぷりでした。行きは概ね始発クラスの新幹線だったので乗車直後はほとんど他のお客さんもおらず貸し切り状態でした。いつもと同じ24時間であっても、朝早くから活動すると1日って全然違って見えますね。いつもは太陽が見えなくなり月の光が照らすようになってから活性が上がってくるドラキュラ的生活を送っているので、朝陽ってとても健康的です。
さて、今回も輸血療法について発表させて頂くことになっていたので、1時間分のスライドを準備していたのですが、前日くらいにプログラムをみてびっくり。私以外にも、がんの話ではなく箸休め的な内容の演題があるのかなぁと勝手に思っていたところ、私と同じ時間にはがんに関するレジェンダリーな先生方の教育講演のみが並んでいる状態。おっと、これは当日やたら広い会場に奇特な方がぽつりぽつりと10人くらい来ていれば御の字かなと言うプログラム構成のように思えました。
しかし蓋を開けてみればさらにびっくり。同級生や知り合いなど、それこそ10人くらいは仕込みのように来てくれましたが、終わる頃にはそれ以外の席も満員御礼な程にお集まり頂いて。これまで血液関係の発表をするときにあんなに人が集まることが無かったので、日本獣医がん学会の先生方の熱いパッションに大変驚かされました。以前の日本獣医麻酔外科学会に参加させて頂いたときにも思いましたが、たまには他の学会へ出かけていって他流試合をさせて頂くことってやはり良い経験となりますね。発表時以外にも、スポンサーとなる企業様の顔ぶれが違ったり、大きな学会なので運営事務局の方々がテキパキ仕事をされていたりと非常に勉強になりました。
さて、2月も臨時休診を頂くこととなっており大変恐縮しておりますがご理解頂ければ幸いです。それでは遅ればせながら、2025年もどうぞよろしくお願い致します。