音を楽しむ
うっかり寝落ちして記事アップロードが2月末に間に合わなかったことが悔やまれます。2月が短すぎるのが良くないということで、、さておき、先日、30年来の友人、Taichi Chisyakiさんのピアノコンサートで世田谷まで行ってきました。ポストクラシカル・ピアノコンサートです。ポストクラシカルとは、イヤホンとかで有名な株式会社オーディオテクニカのホームページから抜粋すると、「「ポスト・クラシカル」も現代音楽同様に曖昧な定義の言葉ですが、2000年代に定着しはじめた比較的新しいジャンルです。簡単に言うと、クラシック音楽的な響きとポップス的な響きやエレクトロニカの制作アプローチが融合した折衷的なもので、アンビエントでチル要素を持ったもの、激しくはないがビート的な要素を持ったもの、ミニマル・ミュージック的な要素を含んだもの、または映画のサウンドトラックのような、楽器の編成や使われ方的にクラシックっぽいけど曲としてはポピュラー音楽に近いものなど、実に広範な音楽を括る言葉と言えます。」とのことで。
えーっと、とにかく何も音楽的知識のない私が友人のピアノコンサートを聴きに都内まで行ってきました。彼の演奏を最後に聞いたのは確か浪人生の19歳の頃だったと思うので、実に20年以上ぶりです。当時は確か彼が教わっていたピアノの先生が主催する発表会で、今回は彼が作曲した音楽だったので、月日の流れを感じます。とても素晴らしかったです。音楽の感想を私がこれ以上書いても何の意味もないですが、作曲というのは文字通り非常にクリエイティブなお仕事ですね。
獣医療ではまずは標準治療、すなわち科学的根拠に基づき、現在利用できる「最良の治療」として多くの専門家が推奨する治療法が必要とされます。同じ疾患に対して、担当する獣医師によってまったく治療成果が異なっていては患者さんが困ってしまいます。だから定型的な標準治療が入り口では必要となって、それではうまくいかない局面で創造的な発想が必要となるかもしれません。とはいえ、全くゼロから創り出さなければいけないようなことではなく、個々の患者さんに対して最善の方向性へ細かくカスタマイズしていくというイメージのように思います。
友人も私が持ち得ていないような豊富な音楽の知識を背景にインスパイアされながら作曲をしているのだろうと思いますが、門外漢の私からしてみたらクリエイティブすぎてまったく想像がつきません。中高と同じ部活動で6年間を過ごしていたはずなのに、それぞれ別々の道を歩んでいて、とにかく彼が大変立派になられてとてもうれしく思いました。非日常の美しいものに触れることで明日からの診療を頑張る活力を得ることができました。
唯一悔やまれることとしては、コンサート終了後に彼の楽曲が収録されたCDを買いたい、なんならCDにサインをしてほしいと申し出たところ、今はそういうのあまりやってないそうで。Spotifyとか配信サービスで聴いてくれと。早速、家に帰ってTaichi Chisyakiで検索したらSpotifyやApple music classicalやAmazon music unlimitedなど各種配信サービスで引っかかってきましたが、アカウントがないと聴くことすらできない?みたいで…オフラインで自分の端末やプレイヤーで聴くにはどうしたものだろうか、とつまづいているところです。昭和生まれとしてはCDのジャケットとか飾ったりしたいんだけどなぁと思いますが、令和の時代ではどうやって音楽を聴くんだろうかという点において、創造力というか想像力を働かせるところで挫折しないよう頑張りたいと思います。

