天下御免の向こう傷
お正月に続いて大変恐縮でございますが、2/1-3は連日で休診をいただいております。その間に体調を崩された場合、日中であれば近隣の動物病院の先生方に御高診いただくか、夜間等で救急対応が必要と判断される場合、「横浜動物救急診療センターVECCS Yokohama」へ事前連絡の上で受診のご相談をよろしくお願い致します。2/4からは通常診療再開となりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて先日、4歳の甥っ子たちと一緒に公園へ出かけた際、甥っ子がアスレチックで転んでおでこをパックリ切ってしまいました。んーこれは犬や猫なら鎮静をかけて毛刈りをして消毒してナイロン糸で3-4針縫わないとだなぁ、でも人間の顔を縫うとなると、逆に犬や猫みたいに毛でおおわれない分、傷跡が残らないようにかなり細い糸でその倍は縫うのかなぁ。でもでも、こんなに泣いている幼児の縫合なんて本人じっとしていられないし絶対無理だよなぁ。とか応急処置をしつつ色々考えていました。
しかし実際に病院へ行ってみるとお医者さんは手慣れたもので、鎮静などかけることなくスキンステープラーといういわゆるホチキス的なやつでカシャコンカシャコンカシャコンとあっという間に三針打ち込んでおしまいにしたそうで。そうか、その手があったか。当院は普段スキンステープラーではなく手縫い派なのですっかり頭から抜けていました。おかげさまで甥っ子の傷口は順調な経過をたどってくれているようで何よりです。
ちなみに自分も小さい頃から顔周りの生傷が絶えないタイプの人間でして。引っ越しの日にアイスの棒が口角のあたりを貫通して救急車に乗ったり、柱の下の根巻きコンクリートって言うんですかね、なんか段差みたいなとこにつまづいておでこをぶつけてパックリ切れたり。まぶたに霰粒腫が出来て局所麻酔でとってもらったこともあったなぁ。他にも先日チラッと書いた起立性低血圧で倒れた際は、頭から倒れて地球に口づけする形となり、前歯が唇を切り裂いて救急車に乗ったこともありました。そう言えば当院を開業してからも2024年に棚におでこをぶつけてさっくり切れたこともありましたね。
天下御免の向こう傷とか、向かい傷は武人の勲章、顔の傷は男の勲章とか言いますが、できれば私も甥っ子もこれ以上顔に傷が増えるのは勘弁いただきたいところであります。今回の怪我の件ではお医者さんをはじめ医療従事者の方々にありがとうなのですが、受傷直後にこちらがあたふたしている際、駆け寄って来てウェットティッシュをくださった女性の方がいらして。そういう場面って気持ちはあっても中々反射的に動けないですよね。その女性の優しさには本当に救われました。名前も知らないあの方へ、この場を借りて心より感謝申し上げます。

