エンカウント

先日、すっかり夜も更けて帰路についていたところ、10m先の道路の片隅に何か猫くらいのサイズの生き物が動いた気配がしました。猫、ではないけど猫くらいのサイズの毛むくじゃらの生き物、という状況です。

自宅がそちらの方向だったので、私も警戒しつつゆっくり前に進んでいくと、暗がりにやはり猫くらいのサイズ感の生き物が潜んでいて。暗かったので、あれ、柄的にキジトラの猫かなとか思いましたが、猫にしてはやたらと毛量があるというか身体もずんぐりとしていて毛がぬるりとしていました。でもどうやったって私も家に帰るにはそちらの方へ行かないといけないし、あちらも私の方に近づきつつ道路を横断したかったらしく。両者ともにそろりそろりと動いていました。この間の攻防はだいたい10秒です。

そしていよいよあと1.5m、という時に先方の一歩と私の一歩が同じ方向に2度ステップを踏み出しちゃって、うまくすれ違えなくて、お互い、あ、あ、って気まずくなって。私の中ではアンガールズさんのジャンガジャンガみたいな何とも言えない気持ちになっていました。しかも最終的に、先方は私に少しぶつかりながら道を横断していくという大胆さ。そんなに度胸があったのなら先に堂々と私の前を通り過ぎてほしかった。何なら写真を撮らせてほしかった。

はじめはハクビシンかなぁとか思っていたのですが、結局はっきりと顔は見えず。後から思い直すと尻尾が太くて短かったし、タヌキほど全身の毛がふさふさしておらず、ぬるりとしていたからアナグマだったのかなぁと思っております。あの調子だと割と人慣れしていて今後も出会いそうだと思っていますが、はたしてアナグマなのかそれ以外か。未解決のままでは獣医師の沽券にかかわるので、次にエンカウントしたときはきっちり答えを出していこうと思います。